茅葺屋根の、藤のまんまえに
~目次~
1. 古民家に、到着 @福知山
2. 三和の集落を見渡す、小高い丘 @福知山
3. dinnerと伴に、morning @福知山
兵庫から、車を走らせ三田駅。
大阪から、友達に見送られ福知山線に乗り込む彼女。
駅のホーム、みんな乗車しないので、少々の驚き。
交番の前?歩道橋を渡って?前に何が見える?
やり取りを終えたころに、右手前の交差点でスーツケースを抱えた彼女がいた。
いつもの笑顔(笑)、
近くに評判高いパン屋を見つけ、車を走らせる。
区画化された住宅街を通り過ぎたところも、
区画化に励む、警備員。
なんと、入り口から並ぶ、大行列が見えるお昼前。
なんだろうね。すごぉーい。
そういや、聞いたことある名前。パティシエ、、、
あ、ここ三田で有名なお菓子屋さんだ、ったね(笑)。
大行列は、整理券を配り終えたメロンパンを待ち望む列。
前にかがみ、申し訳そうに列の中を進む。
中に入れた。
また数種類は残っていたパンを購入し、綾部方面に向かった。
街を通りぬけて、窓を全開に走った。
田舎の空気を吸い込み、勢いがます。
連ねる山々を奥に、手前は田畑が並ぶ。
そこ右じゃない?
スピードを落として、結構な急斜面を上ってゆく。
木製の看板が見えた。
フランスから移住された店主が、こんにちわ。
隣の駐車場に車を止めて、中へ中へ、初めて踏み入る三和町。
GW前に、到着。
今年の藤は、早く通りすぎるようで、もう少しレイトステージに突入してた。
明日は、のどかな田園風景を目の前に、morningが食べれるらしい^^
三和の集落の近くを車で移動する。
約3分。見晴らしの良いカフェは、GW前後でお休みで。
引き返し、向かった先は、大原神社。
河岸に生い茂る、緑。
大化元年の645年には、元宮の大原神社が創建。
「大原神社本紀」という大原の縁起を語った本が残り、
語る、安産の神。
信仰を集めた。その、産屋も見納め、引きかえす。
手前から、小高い丘が見渡せる。
近そうな、道を選ぶと、車道に乗り出す藤がいた。
そろそろ夕日がみられるかな。
西から注ぐ光に、田面が呼応してる。
田植えの季節。側溝からの水を積止め、稲穂を想像する。
あれ、この先やないな(笑)、
辿った道を引き返し、また丘のてっぺんを望み、ゆく道を考える。
道らしい道がない道が、その道だ、と。
決めて戯れ歩む、三和町。
着いた!?んぢゃない?
見下ろす景色が、見えてきた、、わくわく。
眼下に広がる、絶景が心に残る。
これらを見下ろす丘には、かわいい茅葺屋根が1軒。
緑と新緑と、あわい緑と、しっかりとした焦げ茶色。
青空も交え、キャンパスを彩る役者たち。
普通の田舎とは、違う、と思った。
単に、のどかな景色が広がっているだけではなさそう。
単に、心安らぐ風が吹くだけではなさそう。
単に、大自然の香が匂うだけではなさそう。
単に、虫の音が耳に入るだけではなさそう。
視覚から、脳の神経細胞をくすぐり、
大きな電位差から勢いよくエネルギーを創り出し、
一気に嗅覚、聴覚からのinputを巻き込み、
全身に懸け巡らせている。
全てが統合的に、無意識に、身体を整えている、
そんな気がした。
帰り道。。カエり道。。
足止めて、いじる二人、おそろいで。
さぁ、そろそろ夕日の時間だよ。
部屋にもどると、まだ絵になる午後の額縁があった。
足を休め、陽の明かりがだんだん暗くなる。
縁側でも一休み。屋内でもまくらを敷いて、一休み。
ごはん出来ましたよー。
目をこすり、お腹をすかせ、音が鳴る。
いつもの旅とは違って、途中の間食をめいいっぱい抑えて、ここまできた。
我ながらに、いい按配と、思った。
部屋の二重戸を開け、左を向くと、京都らしい帯がテーブルカーテンになっていた。
華やか。でいて、落ち着く色合い。福知山も、京都か、と。
全て地で時の食材を使ってくれている。
地元のご近所のおばさんたちが、集まって夕食を創ってくれている。
この土地で伝わる料理も。へしこも入れてくれた。美味しい美味しい^^
朝食は、ここでします?それともお外?
まだひんやりする、三和の5月1日。
でも、せっかくの機会。なので、お外で。と、翌朝に期待を寄せる。
来た時にみた、まだ綺麗でいてくれる藤とともに、お食事を。
こんなmorningは初めてかも!!!
なんか、はしゃいでいつもより写真を多く撮る。
料理も、また地元の方々のふるまい。感謝感謝。
こうやって、みんな寄り添って、楽しむのって、いいね。
おわり